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三宅洋平マガジン「感覚と科学」14号

三宅洋平マガジン「感覚と科学」14号

2018年1月5日発行、
三宅洋平マガジン「感覚と科学」14号の一部をご紹介します。

0.新年の挨拶
1.五つ星運動と直接民主制
2.民主主義の歴史的転換点「ダイレクトデモクラシー」
(五つ星運動・リカルド議員との対談)
3.三宅商店のイチオシ
4.談話室

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年末の12月28日、イタリアのマッタレラ大統領は議会を解散。
中道左派・民主党のジェンティローニ内閣は3月4日の総選挙を決定した。

11月26、27日、東京で対談した際に五つ星運動の党三役リカルド・フラカーロ下院議員からも
「総選挙は3月から5月の間になるだろう」とは聞いていた。

幸運にも、山田正彦元農林水産大臣の引き合わせで、36歳のリカルド議員と懇意になっていたからこそ、
僕はこの21世紀の民主主義を変えるかもしれないイタリアでの機運を、いち早く感じ取ることができている。

・・・・中略・・・・

僕自身、
そこまでイタリアの五つ星運動に注目が追いついていた訳でもなく、
むしろスペインのPODEMOSやバーニー・サンダースに関心があったし、

ただ、
2016年の夏、2度目の参院選の最中に、
日々怒涛のように押し寄せる情報の渦の中で
「イタリア」
「五つ星」
「君と同じこと言ってるよ」
って言う声が、どこかで耳に入っていたのは覚えている。

そして昨年の9月頃だったか、山田正彦元農林水産大臣から連絡があり、

「イタリア五つ星運動の党三役を務めるリカルド下院議員が来日する事になった。
対話集会など開くので、ぜひ知り合いの地方議員などに声がけ、周知をお願いしたい」
と協力を依頼されて、そこからネットで色々と情報を見るうちに「これは面白い」と。

確かに僕が選挙で言っていたような、民衆の政治への直接参加のビジョンを、
10歩も20歩も先に進めて政党として組織化した
偉大なる素人集団が
ねじれ気味のイタリア議会で、第二党になっている現実がそこにあった。

その数ヶ月前に、欧州各地を訪れた山田正彦氏がリカルド議員と対談し、
五つ星運動のあり方に感銘を受けて来日を要請。

それに応える形で、11月26日から28日にかけて
「日本どころかアジアの国が初めて」
と言う36歳のリカルド・フラカーロ議員は
弾丸ツアーで東京へフライトしてきてくれた。

「ダイレクトデモクラシー(直接民主制)」
の概念と出会ったこのきっかけは、僕にとっても大きいというか、

自分が選挙で訴えていたことが一言でいうと「直接民主制」であることに気づかされた。

間接民主制から、直接民主制へ。

今、世界のデモクラシーに歴史的な転換点がやってきている。

・・・・中略・・・・

【洋平】
五つ星には130名の国会議員がいるんだよね、今。
彼らは、それ以前はどういう人たちだったの?

【リカルド】
あなたが想像できる全ての種類の人たちです。

農家、会社員、教師、弁護士、そして主婦に至るまで。

まさに、社会を代表するグループです。

(リカルド自身は、ピザ職人をやって学費を稼ぎ、大学の法学部を出てから、企業に勤めていた)

【洋平】
彼らはどのようにして、議員として活動する能力を身につけたの?
何か、育成プログラムのようなものがあるの?

【リカルド】
議会に入ってからは、専門家が来て毎日のようにレクチャーを受けているよ。

初めのうちは、大御所の政治家たちがすごいエキスパートみたいに見えたけれどすぐに彼らは何もできないってことがわかった。

ほんの少しの努力で、彼らを凌駕できるって、すぐにわかったのさ。

誰も、天才なんかじゃない。

普通の人たちが、ずっと彼らよりうまくできるのさ。

恐れることはない、実は簡単なことなんだ。

(三宅洋平マガジン『感覚と科学・14号』本文より一部抜粋)

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