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【テキスト版】憲法フェス 名古屋 第二部 The Party (2/4) 山本太郎×三宅洋平 質疑応答 (首相夫人、安倍昭恵さんについて) 2016.9.10 Live & Lounge Vio

【テキスト版】憲法フェス 名古屋 第二部 The Party (2/4) 山本太郎×三宅洋平 質疑応答 (首相夫人、安倍昭恵さんについて)  2016.9.10 Live & Lounge Vio


2016年夏の参院選、東京選挙区で旋風を巻き起こした山本太郎×三宅洋平コンビが「憲法」を語る!9月9日から3日間、東京・名古屋・大阪にて、政治家、有識者や、各界のアーティストなど豪華ゲストをお呼びしながら、音楽と共に憲法を学んだ「憲法フェス」登壇者のトークを文字に起こしました。

2016年9月10日 憲法フェス 名古屋 第二部 The Party Part2

Photo by 伊藤愛輔

Photo by 伊藤愛輔

【山本太郎 (以下/山本) 】
次のカテゴリーに入る前に、残り10分ぐらいあるようなので、マイクまわしますか。じゃあなにか。

【三宅洋平 (以下/三宅) 】
ちょっとなんかここまでで、「そもそも憲法ってなんだ?」とか、率直な質問をね。

【山本】
でも良いですし、関係ないことでも良いですし。

【三宅】
良いですね。

【山本】
あっ、ただ、「私自身はこういう活動をやってて」ってことも、是非興味深くて聞きたいんですけれども、多くの方にマイクを渡すため、そして私たちが長く喋るために(笑) できれば質問だけをして頂けると助かります、ということで、いかがでしょうか、挙手頂ければ。

【三宅】
なんだかんだ、全国でこういうお話会をやると、一番盛り上がるのはやっぱりQ&Aなんですよね。みんな聞きたいことがいっぱいある。政治家が一方的に壇上からものを喋る時代は終わりだ、っていうことですね。

【質問.1】
ちょっと前、洋平さんが安倍さんの奥さんと会われたっていうことに対して、いろんな意見があって、ネットでは賛否いろいろあったんですけど、洋平さん自身は昭恵さんと会ったことに対して、どのように考えてますか?

【山本】
とりこまれたんか⁉︎ とりこまれたんちゃうよな!? ひょっとして! 三宅洋平。えぇ⁉︎ 山本太郎を潰すために、とりこまれたんちゃうやろな!? (笑)

【三宅】
なーんてことを言われているわけです。はい。僕個人についてはですね、短期的にみれば、まぁ僕なりにちょっと毒のある言い方をすれば、短絡的にみれば、そういう風に見られる可能性はあります。

で、機能としてですね、僕が昭恵さんと会い、彼女を高江へ連れて行ったということは、情報の機能としては、現状はたとえば政権与党に利するかもしれません。「なんと懐が深いんだ。奥さんはちゃんと高江に行ってるじゃないか」みたいな。でも、それは深く考えない人たちの意見だと僕は思っています。で、基本的に自分としてはポジティブな要素しか持ってないんですけれども。

僕が8月6日に、安倍昭恵さんを高江へ連れて行った最大の理由は、「8月6日か7日に高江のテントが撤去されるであろう」という、強い情報が出てたからなんです。「そこに首相夫人を連れていけば、撤去なんかできるわけねえ」と思って、連れて行ったんです。

ところが、ちょっと流れがですね、その日は穏やかで。誰が決定したかわかりませんよ。とにかく当日、撤去はなかったんです。

で、僕が突然、昭恵さんを連れて行ったもんで、現地にいる活動家の皆さんは非常に驚かれた方も多いです。なぜなら、怪我をしたり、肋(あばら)折っちゃったりとかしてる人もいるわけですよ、機動隊のせいで。で、彼らからすると、「その機動隊に自分たちをこう痛めつけさせている張本人は、やはり最高指揮官は安倍晋三だろう」と。「その奥さんを、のこのこ連れてくるなんて、三宅、何考えてやがるんだ!」という感情はもちろん理解できるんです。

ただし、僕はかねてから運動の現場にいながら、運動の現場で嫌われる男なんです。なぜか? 「こんなやり方だけじゃ、若い人に伝わんないっすよ」ってことを、言ってきたからなんです。

で、人によってはですよ、僕が呼びかけたからデモに来たのに、泣きながら帰った学生の女の子とかいるんです。なぜなら彼女は、運動の現場でひたすら、「安倍を倒せ! 安倍打倒!」って言ってる原発の反対運動の現場で、非常に傷ついてしまったんです。「それは、三宅さんが言ってる対話のスタンスと違うし、私はこんなことをやっても原発は止まらないと思う」と。

ちなみに、その子は名古屋の学生さんでした。鹿児島の川内原発のデモ現場に来て、泣きながら帰ったんですよ。「私は何しに来たか、よくわからなくなってしまった。運動って何なんですか?」と。

そういう気持ちは、実は僕の中にもずっとあるんです。だけど、ずっと運動してきてくれた人たちがいなければ、僕自身、やっぱり原発や基地の問題に気づけなかったんですよ。

で、リスペクトしてるからっていって、100%持ち上げますか? っていったら、「いや、ちょっと、俺たち若い奴の意見も聞いてくれねーか?」ってやってきたんですけど、これは、運動の性質として、残念ながら長くやってきた人の意見が強いです。だから、世代間闘争がうまく起きてないんじゃないか、ということを言います。こういうのがウザがられるんです。

その三宅が、安倍昭恵を連れてきたもんで、「ふざけるな!」ということに、なったんですけれども。僕はこう言いたいです、「僕が昭恵さんを連れてきたということを、なぜもっとうまく利用しないんだ」と。「俺が利用されたか、俺たちが昭恵を利用するか、そういう勝負なんじゃないの?」って、今でも思ってます。だから、ポジティブに考えてます。

さらに、安倍昭恵さん自身は、僕は直接会って個人として抱いた感想は、方法論、育った環境、政治論、全然違います。ただし、大きな大きな奥底にある目的は、共有できてる人だと思ってます。それは何か? 「環境破壊と戦争のない世界を作りましょう」このことに関して、まったく違うジャンルから、遠い道のりは歩き始めた仲間なんじゃないか、ということは僕は会って思いました。

それで俺を騙してんだったら、めっちゃ怒りますよ。直接会って話して、メディアに流せない話いっぱい聞いたんで、それ、全部言っちゃいます。例えば、「私、憲法改正、」

【山本】
それ言うの? (笑)

【三宅】
あっ、そうか (笑)

でも、これはね、昨日もう言ってる部分なんですけど。まあ例えば、これはもう昨日言っちゃったんで言いますけど、「(自民党) 憲法改憲草案、あんまりよく読んでない」って、昭恵さん言いました。で、これについて、昭恵さんを責めたいんじゃないんですよ。僕は可能性を感じたんです。

多分、「自民や公明を支持してる」っていう人たち、「もうお世話になってるから、僕は自民党支持してます」っていう人の中にも、「実は、憲法改正草案は、あなたにとっても、ものすごい危険なんですよ。あなたの個人の尊厳や権利すら奪われるかもしれない、ってこと気づいてますか?」っていう話をするチャンスなんじゃないかと、僕は思ってます。

だから、「よく読んでない」っていうのは実は、「よく読みもしないで、押しつけやがって」と怒ることなのか、「よく読んでない、よし、これはチャンスだ」と思うかは、すごく大きな違いじゃないですか?

そういう意味で僕の中では、昭恵さんを高江へ連れていったということを、運動している人、リベラルの皆さんにこそ、自民や公明を支持してる人たちを心変わりさせる材料として、フルにもっと活かしてほしいなと、今でも思っているし。自分はそういう思いで、今もやってます。

だから、この議論が起きてること自体が実は、9月、今日10日ですか? まだ高江のN1裏のテントは撤去されてないんですよ。「俺のお陰だ」なんて言うつもりは全くないです。ただし、「8月6日と7日に、もう撤去されるだろう。機動隊が一気にぶちこんでくるだろう」っていう危機感があったことを、もう忘れてる人が多いんですよ。

あれから1か月以上まだ、大々的な撤去が行われてない。その小さな一因として、しかしやはり総理大臣の夫人がそこを訪れてしまったという事実は、僕は介在してると思ってます。

昭恵さんが高江へ行った後、内緒ですよ、総理大臣に。これ、内緒だったんですよ。総理大臣が一番びっくりしてたらしいです。「高江だけは」って。そのぐらいのインパクト、あったはずなんですよ。

だから、三宅洋平を叩いてることが、今、そこに向かっていく何の目的があるんだ? って僕は思ってます。「気に入らないから、気に入らない」って言って頂くのは結構なんですけれども、僕は日米地位協定変えたい。安保法制も変えたい。本当の多くの国民が一気に気づいて、立ち上がらなきゃいけない。そのために、自分にできることをやってるつもりなんで。正直、自分でも、「これ、何が起きるかな?」って、未知の領域はありましたけど、「全ての批判は、多分俺に来るんで」って昭恵さんにも言ったんですよ。「多分、叩かれるの俺だから、恐れずに行きましょうよ。批判は俺が受けるんで、高江行きましょう」っていう話をしました。

まぁ、ちょっともう、どんどん長くなっちゃうんで、どこまでが答えになるかわからないんですけれども。昭恵さん問題に関しては、今日の段階ではここまでにさせて頂きます。はい。

【山本】
続いて、山本太郎的な立場から見ると、やっぱり私のとこにも来ます。「何やってんだ、三宅洋平!」と。「お前、何考えてんだ!」と。「監督責任あるだろ!」みたいな。「説明しろ!」と言われましても、私の事務所の人間ではない。ねぇ? 自分が会社持ってて、そこの社員でもない。

もちろん、先の参議院選挙では一緒に戦った。「山本太郎をひとりにしておけない」つって、立ち上がってくれたわけですよね。そんな人、今までもいなかったし、これからどれくらい出てくるのかもわからない、たったひとりの存在。

で、まあ、その三宅洋平が個人で繋がった、安倍夫人と高江に行くことになったと。で、テントを訪れました、って話ですね。

で、まぁ、総理大臣夫人が、いろんな社会問題の現場に足を運ぶということに関しては、私は歓迎されるべきことだと。でも、例えば、「高江」という場所であったり、「辺野古」という場所は、おそらく、ものすごく複雑な感情が絡み合ってる。さっき言ったような、洋平が言ったような、機動隊員。まぁ機動隊員もかわいそうな話ですけれども。まぁ国家に命令され、上司に命令され、市民を弾圧するということ。で、弾圧された市民たちがそこにいる。その最高権力者、命令者、であろう安倍晋三さんのご夫人がいらっしゃるってことは、もちろんいろんな問題は生まれるだろうと。

でも、その高江でね、住民のもしも、強制的な排除っていうものが行われていたとしたら、訪れた際にね。それを、「いち国民、いちこの国に生きる人間として、あなたどう思うか?」という宿題を持って帰ってもらう、っていうのはすごく大きなことだなと。「どう思うんですか? 総理大臣夫人という前に、ひとりのこの国に生きる者として、この状況をどう見る、どう感じる?」っていう宿題をもしも持って帰れてもらったとしたら、これはすごく大きなことだな、っていう風に思いましたが、その日は何もない。何もなかった。もちろん全国から集まった方々、もともと運動やってこられた方々が、そのN1裏という場所を守り続けた結果ね、「今やるのは得策ではない」という判断なのか、何なのかわからないけれども、強制排除は行われなかった。

で、まぁ現場に、沖縄に入り。そして、せっかく来たからということで、そのテントの周辺、その現場を見ることになった、ってことですよね。

まぁ、私もネットでしか知らないんですけれども、15分ぐらいの滞在だったっていうところで、「あぁそうか、もったいないな」っていう印象は自分で受けました。なぜならば、15分の滞在、なにか総理大臣夫人として全国いろんなところに行って、「視察です。視察に来ました」「どうも、あーそうですかぁ」っていう感じで、その視察現場を訪れ、そして去る、っていう時間と同じにしてほしくはないな、っていう思いはあった。

できれば当事者で、当事者たちとね、1時間ぐらい車座になって、「こういうことがあるんです」っていう現場の悲鳴であったり、その現場の住民の方々の声を聞いてもらえるっていうような場が、もしセットできてたら、すごくこれは意味のあることになってたんだろうな。

でも、三宅洋平がその現場で、そのアドリブ的にセッティングできるほどの心の余裕っていうのが、あったのかなかったのか。まぁ結局それがセッティングされなかったのは、多分、いっぱいいっぱいだったと思うんですよね、多分。

【三宅】
っていうかね、元々その高江の住民の皆さんと、たとえば区長さんとか婦人会の皆さんとの場をセッティングしよう、っていう働きかけはしたんですけれども、ちょっと間に立つ住民の方に、ちょっとあまりに昭恵さんは今ちょっと、戦後以降と沖縄の感情が今もうバーンって解放状態の、みんな今もう怒りMAXっていうこの現場に、ちょっとそういう場のセッティングが自分ではしかねる、っていうことで、お断り頂いて。じゃあそれはしょうがないなと。

しかし本人は、「来たい」と言って、もう沖縄に、もう空港に来てる。なるべく目立たない格好に着替えてもらった上で現場に来て、まぁ、現場の一応ですねトップと目される山城博治さんに、確認はとったんですけれどもね。

で、せめてその連れてった場所で、皆さんとそういう話し合いっていうのができたらなぁ、とはちょっと考えてたんですけど、ちょうど折しもテント内を工事してまして、サングラスに電ドリ (※電気ドリル) 持った人たちが、なんかちょっとこう不穏な、なんか、「おまえの話なんか聞きたくねえよ」みたいな感じで、昭恵さんにこう詰め寄るみたいな、空気が出てきたんですよ。

で、昭恵さんはセキュリティ、一切つけずに行きました。僕なんかも知ってるアーティストの友人2名を帯同して行っただけだったんですよ。だから、ここでなんか起きたら、俺もどう責任とっていいかわかんないし、っていうところで、テントの中の責任者のひとりは、「同じ仲間として迎え入れたいので、総理夫人とも我々はわかりあえると信じたい。だから、ここまで来てくれたことに敬意を表して彼女に一言を」って言いかけたときに、「聞きたくねぇよ!」ていう声が、怒号が飛び交い始めて、その段階で僕としては、ちょっとこれは話し合いの空気をつくりきるというよりは、何かある前に彼女はもう出したほうがいい、っていう判断をして、15分ぐらいで終わっちゃったんですけれども。

その間にも、何人かは、「自分の子どもが、オスプレイのせいで寝れないでいる。そのためにうちは引越しを考えている」とかっていうことを、切実に彼女に訴えた。直接訴えた人はいます。で、その女性の訴えに対して昭恵さんは、「主人に伝えます」と、はっきり答えてました。

で、長いこと、高江のこと、辺野古のこと、「なんであんなに機動隊員がいるのか?」っていうのを、夫婦の会話としてつっこみ切れないジレンマを、彼女はもってたんですよ。でも高江に行ったあとに、「ついに、そのことを主人と話できた」っていうメールは来ました。

いろんなジレンマはあると思います。だからこれって結構、日本の夫婦の問題でもあるなぁと思って。総理大臣と昭恵さんは別人格なんですよね。だって、ここでじゃあ、例えばその、旦那さんがいる奥さんっていう妻である立場の方々に、あなたの旦那さんが会社や職場でやっていることの責任をすべて、「おい! おまえの旦那がやってることは!」って追及されたら、きつくないすか? 「いやちょっと、旦那がやってることは全部は理解してないんですけど」っていうとこではあるんですよ。

ただ、「総理大臣」っていうかなりその、日本のトップで、影響力がある人のファーストレディという意味では、そういう言い逃れ方だけはできないとは思います。とは思いますけれども、僕は逆に、昭恵さんとか安倍晋三さんにだけ、その一人格にだけ物事をぶちつけていけば、高江や辺野古の問題、日米地位協定の問題、安保の問題が片付くとは僕には思えないんです。

だから、これは叩かれます。怒られます。いくらでも怒られますよ、僕は怒られながら前に進みます。運動のあり方を問うてるんです。もっと本当に物事を変えていくために深く考え、深く物を喋って、深く表現していくために、「僕のような若造の意見も聞いてくれ、僕のような若造のアクションを利用してくれ」っていうことを、これからも自分は言うつもりです。

ただし、そういうことが、例えば太郎君の支持者が太郎君を離れてしまう、というような現象は起こしたくないので、悩みどころなんですよね。

【山本】
まあまあでも、こうやってねえ、憲法フェスまで一緒にやってるっていうところで、まあ、山本太郎に見切りをつけるって方々もいらっしゃいます。

ちょっと1回話を戻すとね、高江in昭恵さんっていう部分に関して、じゃあどうなのか? っていう部分なんですけれども。

ちょっとアドリブ的に乗り込むには、なかなかハードルが高い場所かな。じゃあそれを補足するためには何が必要だったか? っていう部分の、要は、段取り。前もってのセッティングっていう部分を整える必要があるということを、以前話したんですね。

たとえばそのテントに入って行って、もちろんその地元の方々から、地元の方々が伝えたいっていうことで聞けた話はあるけれども、そういう自然発生的な話、コミュニケーションをとるという所に頼ってしまうと、不測の事態が起こることも考えられると。

なのであれば、このテントもしくはテントの近くで、1時間ぐらい当事者の話を聞くというセッティングを最低限整える、っていうことが、おそらくアテンドする側に求められている部分であり、そしてそれが、宿題として、ひとりのこの国に生きる人間として、宿題を持って帰ってもらうっていうことに、担保されることなのかな、というのが僕的な感想なんですよね。

で、まあ三宅洋平と参議院選挙を一緒にやり、そしてその後も、そういうまあ問題視されてることがありながら、今もこの憲法フェスということをやっている、っていうことに対して、見切りをつけられる方もいらっしゃる、山本太郎に。でも、最初に話したね、「あいつをひとりにはしておけない。だとしたら自分の人生1回横に置いても俺は手を挙げて、俺は政治を目指す」って言ってくれる人なんて、何処にいんの? そんな想い持った人。で、「この国を変えたい」っていう気持ちもある。

で、もちろん例えば、彼はひとりでやってきた。ね、メジャーで音楽をやってて、そこから自分自身でやったりとか。まあ泥水すすりながら、彼なりの。で、自分で立ってきたって部分があるから、なかなか、「みんなの意見を聞いて、じゃあそれをまとめていきます」っていうような人生を送ってきた訳じゃないですよね、自分の表現をやってきた訳だから。でもそれって僕は、「立場が人を変えるんじゃないかな」っていう風に思うんですよ。自分自身変わったから。

で、「あー、ヤバい。なんか洋平なんかいらんことしてんな。これちょっと、俺も巻き込まれそうや。じゃあ切るわ」っていう話でいいのかな? って。彼の持ってるポテンシャルの高さもある。で、僕は彼に、いろんな現場に行っていろんな人たちの声を聞いて、彼自身が変わっていく、っていう未来に対する希望を持ちたいし、そういう場を提供したいし。で、もっともっと、いろんな人たちの意見を。

多分ね、外から見てたら、意見をまったく聞かずに、「オッケー、これでオッケーなんだ、大丈夫なんだ」っていう風に自分自身がね、感じてるんじゃないか。「なにも問題は無い。もちろん問題はあったかもしれないけれども、非常にポジティブにとらえて」っていう方向性で、外部からのあまり尖った意見だったりとか、批判的な意見をシャットダウンしてるんじゃないか? っていう風に、外からは見えてしまう部分がある。

だけどそういう部分を、やっぱり彼を支持してくれる人だったりとか、直接繋がってる僕とかが、「やっぱりそういう部分は、こういう風に見えてしまう」とか、「前回のこの高江については、こういう部分が足りなかったんじゃないか」とか、っていうようなことで、ほんとにおこがましい言い方ですよ、ほんとにおこがましい言い方だけども、三宅洋平っていう人間、で、政治にアプローチするっていう人間を、もっとみんなで育てて欲しいと思うし、自分自身も、こんなおこがましいですよ、3年しかやってないのに、育てたいっていう気持ちがある。

じゃなきゃ、ずっと1人ですよ。何となく繋がってる政治家はいるけれども、結局みんな、まず自分の選挙が大事でっていう。選挙が大事だっていうことは、党には逆らえなくてっていうところで。自分自身で足かせがはめられてる人たちが多いですから。だって、おそらく何か牛歩って場面になっても、一緒に牛歩をやれるっていうのは、なかなか難しいですよ。それは。

【三宅】
僕、やりますね。

【山本】
牛歩、ひとりがふたりになって何になるんだ? って話だけれども、その人数を増やして行かなきゃ。で、牛歩もやらなくていいような状況に、していかなきゃいけないのに、そのひとり目、ひとり目からふたりになるっていう、人もいない (笑)

だって、なりたくないでしょ? 多くの人たちが政治家なんかに。言ったら叩かれて、こんだけさんざんイジメられるっていう現場ね。「あんなハゲまで出来んのかよ」って話になってて、そこに手を挙げてくるなんて、よっぽどの物好きだなって思うんですけどね、三宅洋平が。

だからもちろん、三宅洋平にも山本太郎にも至らない点はある。でも、「みんなで育てて下さい」っていう思いが強いかな。これだけの場面において。

で、ミュージシャンっていう立場でね。この先、政治家になるのかどうかわからないですよ、僕、一時言いました。「宗教家になったら?」って(笑)「だったらもう自分、自分全開でいいやん」って言ったんですけど。でもまあ、やっぱり彼の中にも、山本太郎が原発で気づいたっていうずっと前から世の中に対してね、グローバル社会に対する懸念だったり原発に対してだったり、僕よりもそういう意味では社会運動であったりとか、社会に目を向けてきた先輩ですからね。僕のが先に政治に入ったけど。まあお互いに至らぬ所をカバーしながら、で、調整しながら、ほんとに、「ギブアップ」っつうときには、僕、大きな声で言いますから。「逃げろー!」って (笑) 「来たぞ三宅洋平がー!」って言いますから。

でも彼には、それを改善していけるというかね。もちろん僕自身も、改善しなきゃいけないところ、たくさんあるけれども。彼の中にも受け入れる部分、そしてそれを変えていこうという気持ちが、伝わってくるんですね。

ずいぶん長くなった、っていうね。

【三宅】
鋭い質問というか、まぁこれしかないだろう、っていう質問だったんですけれども。おそらく昨日の東京よりも立ち入った部分を、今日は太郎君も説明してくれたんじゃないかなぁと、思います。

【山本】
初めてちゃう?

【三宅】
じゃない?

【山本】
ね。

Photo by 伊藤愛輔

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【三宅】
そうだね。うん。俺もなんかそういう気持ちで、今こう聞けて。でも、やっぱり迷惑かけたくないなっていう思いもあるし、しかし一方で、政治的なアプローチとしても、やっぱり自分は自分らしくっていうところで、自分は間違ったことはしてない、っていう思いはやっぱりどうしてもあるんですよ。で、叩かれるのもわかるし、叩かれることはある程度覚悟していたけれども、僕はその叩き方の問題もあぶり出されてるんじゃないかなって、正直思ってるんです。

これ、叩かれます。だけど、「いくらでも叩いてくださいよ」って。「僕を叩けば叩くほど、もしかしてあなたのホコリ出てませんか?」っていう場合もあるし、一方で、「あいつは俺たちの気持ちわかってない」って運動家の中で言う方は、特に若い方いますけれども、いやぁ、俺は5年前から高江行ってますよ。今の運動が一瞬ああやって、「うわー」ってなってるずっと前から、高江行ってるんですよ。ただ、飯に食いにいった日もあるし、高江のテントで徹夜の当番をやった日もあるし。まあ、平和の高江も物騒な高江も両方見てきてるし、友達も住んでるし。なんかそれを、この何ヶ月そこに詰めてた人たちが一番偉いのか? って。そういう話になっちゃったら、基地止めるとかっていう本論が吹っ飛んじゃうじゃないですか。

でも、人間ってコミュニケーションの中で、そうなりがちだってのもわかるんで、僕は僕なりにそれを今回も咀嚼したし、「ああ、じゃあ次だったらどうしよう」っていうことをそれは考えます。

で、太郎君はやっぱりメディアの世界で生きてきた人なんで、僕のようなアングラでやってきた人間よりも、やっぱりそこの力の強さ、曲げてくる力の強さ、あるいは、「人々は所詮、見出し2行ですべてを判断されてしまうんだ」っていう厳しさ、そういうことを僕にまぁ、常々教えてくれてるんだと思っていて。で、自分自身苦手なんですけれども、そこは政治をやるんだったらやっぱり、多くの人にうまく伝える方法っていうのを、獲得していかなきゃいけない、とは思っています。

【山本】
僕よりもデットボール当てにいきたがるんですよ。「そこ言わんでちゃうか? そこ飛び込んでいいんちゃうか?」っていうね。そこを飛び込んでボール投げたとしても、デットボール当てにいったとしても、そこに興味持つ人っていうのは、もう、限られてる。だとしたら、もっと自分の良い部分、というかね、愛される部分でだったりとか、みんながいいなと思ってる部分を広げていく方が。

これから、たくさんの人たちに共感してもらわなきゃいけないし、やっぱり頭数というか、みんなの力が必要な状況ですよね、この憲法にしてもTPPにしても原発にしても、もう、ありとあらゆる問題に関して。

だから、言うんですよ。彼の言葉はすごく力があるし、この言葉に対して、反論したいっていう人もね、ガチンコでやろうと思ったらなかなか大変ですよ。もうすでに三宅洋平という人間は公人扱いであって、もうすでに、権力として見られてる。だとするならば、その他の方とやり合う時にも、5発玉を打ちたいとしても、それを2発1発にして、っていうことを (笑) もう、うるさいオッサンみたいに言うてるんですよね。言うてるっつったらおかしいですけど、やっぱり。でも、まあ、個人と個人同士なんで、だからそこら辺は。でもやっぱり想いがあるから。お互いにね。で、そして三宅洋平に対しても気持ちがあるし、だからなんやろな。

そして、彼の持つ広げる力。そして、彼の持つ人々に伝える力っていうのは、すごいなって自分自身でも思うし。普通だったら、なんていうんかな、「うわぁ~」って、なんかこう、普通だったら、芸能世界だったら嫉妬したりとか、すると思うんですけどね。僕は普通に尊敬するね、この、人に伝える力っていう部分をね。「あぁ、こういう伝え方もあるのかぁ」みたいなね。なんかそういう風に、何が言いたいのかわかんなくなってきたけども、とにかく、みんなで育ててください。

そして、三宅洋平がそれを聞かないっていう時には、みんなで、「もっと投げる、球を。お前、フォークもシンカーも、いろんな玉投げられるだろ、ストレート以外にも。山本太郎はストレートしか投げられない。これ肩壊れるまでが、もう勝負なんだ」と。「でも、三宅はいろんな玉を投げられるだろ。投げられる才能があるんだから、それ勉強しろよ」っていう話をね、みんなでしていきたいなと。

【三宅】
はい (笑)

【山本】
うまいこと喋れてないな (笑)

【三宅】
ありがとうございます。でも本当、大同小異、小さな違いを乗り越えて。例えばですよ、「音楽を愛してる」って言ったらテクノだろうが、ヒップホップだろうが関係ないじゃないですか、もう。愛してる人たちが音楽を守る必要があるし、盛り上げる必要がある。

今、政治で起きてる状況もそうですけれども、オール沖縄もそうですけれども、やっぱりちょっと、国がおかしい、世界がおかしいという時に、小さな違いを乗り越えて人々が協力の輪を作っていく必要がある今だからこそ、時によって僕の言ってることは、そこに役に立ち。時に僕の言ってることは、それは僕の言いたいことにすぎなかったりする、っていう中で、僕自身いろんなジレンマを抱えていますけど、より、やっぱりいい方向に行くように、政治的なプレーヤーとしても、その、自分の発言の角度を上げていくというか、やっぱりみんながそこにおいて、争いよりもムカつきよりも、「よっしゃ!」って思える言葉を、もっと紡いでいけるように努力していきたいなと、思ってます。

まぁ、揉んで頂いて、本当に感謝しているところなんです。ネットの向こうの皆さんも。僕は別にいろんな批判、全部、全身全霊で受け止めてますから。一歩もそこから逃げたりする気はないので、日頃常々、こうやって自分自身が成長させて頂いてるなということは、選挙中も言っていた通り、実感してるところです。

さあ、第1部トーク、非常に深いところに差し込みましたけれども。

【山本】
そうですね。

【三宅】
ここで、ちょっとですね、ミュージックの時間を。

【山本】
音楽の前にひとつ、お願いしたいんですけど、こういうですね、三宅洋平を、ぜひ皆さんで支えて頂きたいと。

で、メルサ前でもやりました、大きなトラックね、こんなガルウイングのね、もうステージになってるトラック。そこに音響設備を乗せて、そして良い音楽を聴いてもらいながら、憲法に想いを馳せてもらうっていう憲法フェス。そしてこのような場っていうものをですね、三宅洋平事務所、参議院で選挙に出た時に集まったカンパ、その余った分をですね、ほんとに多くの人たちに感じてもらおうとですね、広げるために使ってくれてます。

ぜひ、三宅洋平のですね、活動を、カンパで支えて頂きたいと。もしもお財布に余裕のある方がいらっしゃいましたら、この後ですね、カンパなどをして頂けると助かりますと。

人のカンパってお願いしやすいよね (笑) いや、別にこの後、私に振ってくれってことじゃないですよ。今回この憲法フェスは全て通して、三宅洋平の集まったお金を使ってくれてるんで、ぜひ三宅洋平の方に力を貸して頂きたいというお願いです。

で、この後音楽が。

【三宅】
はい。吉祥寺からやってきました「SAIRU」というバンドで。まぁ僕からすると吉祥寺の弟たちって感じなんですけれども。そして、一緒に20年近くバンド活動をやってきました、SAXプレイヤー、日本を代表するJAZZ界のSAXプレイヤーです。元晴のSAXによるセッション。そして、気が向いたら僕も1曲ぐらい歌うかもしれないです。

そしてですね、この机とか片付けてる間に、今回この憲法フェスにあたってですね、「改憲ってどういう手順で行われるか?」を、やっぱりわかってない、わかりにくいですよ、わかってない人が多いので、2分間のアニメでこれをわかるようにしてみました。そういう努力をしてみたので、まずその動画もご覧になって頂こうかなと思います。

第1部、ご静聴ありがとうございました!

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