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【テキスト版】憲法フェス 名古屋 第二部 The Party (3/4) 山本太郎×三宅洋平×近藤昭一 2016.9.10 Live & Lounge Vio

【テキスト版】憲法フェス 名古屋 第二部 The Party (3/4) 山本太郎×三宅洋平×近藤昭一 2016.9.10 Live & Lounge Vio


2016年夏の参院選、東京選挙区で旋風を巻き起こした山本太郎×三宅洋平コンビが「憲法」を語る!9月9日から3日間、東京・名古屋・大阪にて、政治家、有識者や、各界のアーティストなど豪華ゲストをお呼びしながら、音楽と共に憲法を学んだ「憲法フェス」登壇者のトークを文字に起こしました。

2016年9月10日 憲法フェス 名古屋 第二部 The Party Part3

【三宅洋平 (以下/三宅) 】
では2時間目、ゲストをお呼びしたいと思います。地元、愛知県衆議院議員、民進党からお越し頂きました、近藤昭一さんです。大きな拍手でお迎えください。
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よろしくお願いします。どうですか近藤さん、こういった時代の局面において、名古屋で、まぁこういう、普段ライブとご飯を提供している場所で、まぁまぁ若い人たちがですね集まって、こんな感じの熱っていうのも、また今までご覧になってきた政治の風景と違うのかもしれないなぁと思うのですけど。どうでしょうね?

【近藤昭一 (以下/近藤) 】
全然ちがう風景が広がってると思いますよ。私もね、もう選挙7回やってきてるんですね。で、もちろん年齢っていうのは関係ないんです。でも、やっぱりいろいろと活動してっていろんな催しとかやるでしょ、そうすると、やっぱり来てくださるのは、やっぱり年齢の高い人が多いっていうのは、事実ですよね。

だから、どうやって若い人たちにもメッセージを届けるか、あるいは貰うか、これはいつも悩んでるところです。そういう意味では、ほんとに今日は、いい機会を私も参加させて頂いてるなぁと思っています。

【三宅】
ありがとうございます。皆さんも逆にですね、地元の政治家ってどんな人がいるんだ? って、意外と知らなかったりしますよね。こちら愛知県で、今は民進党の幹事長代行ですか?

【近藤】
幹事長代理です。

【三宅】
代理を務められている、近藤昭一さんをお迎えしました。よろしくお願いします。

【近藤】
よろしくお願いします。

【山本太郎 (以下/山本) 】
「民進党の良心」と言っても過言ではないと思います。「立憲フォーラム」超党派でありますよね。それの代表をされているんですよね? で、この立憲フォーラムを作ろうと思われたきっかけって、何かあるんですかね?

【近藤】
立憲フォーラム。立憲主義を守っていくってことでね。まぁ、立憲主義は何か? っていうのはまた、ご存じの方もいらっしゃるだろうし、また説明する機会あると思うんですけど。この立憲フォーラムを作った時は、とにかく立憲主義を守っていく。つまりですね、去年、一昨年でしたかね? 一昨年。安倍晋三さんが、憲法の96条を変えようとしたんですね。変えようとした。
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第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
○2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。(日本国憲法)

これはどういうことか? っていうと、憲法は皆さんが国会議員に守らせるわけじゃないですか。
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第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。(日本国憲法)

この憲法99条に書いてあって、この憲法を守るのは、一番最初には天皇って書いてあるんですよね。天皇が守る。で、国会議員が守る。で、官僚が守るんだと書いてあるわけです。

つまり、なんていうのかな、国会議員とかが、数が、まぁ今も、自民党、公明党、与党が数があるわけですよね。数があって法律を作るわけじゃないですか。そういう意味では、ある意味では、数さえあれば何でもできてしまう。でも、この何でもできてしまってはダメなんだと。多数だって間違えることがあるから、だから憲法っていうタガがはめてあるわけですよね。だから憲法っていうのは簡単に変えちゃいけないし、変えるとしたら皆さんの意志で変えるわけです。皆さんが主役なんだから。

ところが、安倍さんは96条を変えやすくしてね、自分たちが変えようとしてる。もう本末転倒。だからこの96条を変えようとした時に、「これは危ないな」っていうことで、96条を変えることを反対する仲間を、やっぱり募ろうよ、形で見せよう、ということで立憲フォーラム作ったんですね。

【山本】
なるほど。96条。まぁ憲法を変えるためのルールですよね。このハードルを下げるっていうことをやろうとしてる、ってことですよね。あまりにも図々しいと言いますか、自分たちに対する命令書を自分たちで変えるために、ルールを簡単にしちゃおうぜ、みたいなことをやり出すと。そこに危機感を感じられた、ということですよね。他にもですね、近藤昭一先生に、高江の問題。

まぁ、あの、全員に対して「先生」って言うつもりはないんですけど、尊敬する人に対しては「先生」と言いたいという、素直な気持ちが私はあります。

で、先ほど、大袈裟先生 (笑) 先生の意味が変わってきたという。大袈裟太郎さんが出てきて、彼はずっと高江の方に張り付いてたっていう話が、先ほどありましたけども。私、山本太郎が初めて高江を訪れたのは、近藤昭一先生に連れて行って頂いたといいますか、議員の議員懇談会といいますか、沖縄問題の。その時に、お声がけ頂きまして、「あぁ、連れて行ってください!」って言って、初めて高江の状況を見せて頂いた、ってことなんですけども。

なんかこの夏にも結構、機動隊による激しい動きがあり。で、近藤先生も自分たちのグループで動きを何かされた、ってことを聞いたんですけども。例えばそれ、あれですか? 防衛局に対しての聞き取りであったりとかっていう。

【近藤】
今、太郎さんが言ったのは「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」っていう議員の集まりなんです。これを超党派で作っていて、これの会長もやっているんですね。「沖縄等」ですから、まぁでも、まず沖縄だ。ご承知の通り、米軍基地の7割が沖縄にあるわけですから。沖縄。でも沖縄だけではないですから、「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」そこで、辺野古あるいは高江、その時に、太郎さんも一緒に行って頂いたんだという風に思っていますけども。

それで、最近でいうと、8月4日と5日に高江、行ってきました。で、それは、そのちょっと前からね、ちょっと前っていうのは、7月10日に参議院選挙が終わって、11日からですね、もうあの、あそこは何人ですか? 160人ぐらい居るかな、住民が。

【三宅】
150人ですね。

【近藤】
150人ですね。そこに、もう300人とか500人の機動隊が入って、とんでもない高圧的なことをし出した。で、実はですね、まぁ、警察も頑張ってるって言い方、頑張ってるんだと思うんです。だから僕はもう、日常を生活しててね、ある種の治安の安定を。

でも、去年の安保関連法案、9月とか8月とか、私も国会の前にいました。ま、「国会議員だから」っていうつもりはないけども、でもある種、国を代表してね、やってるわけですよ。で、 そこに機動隊の人たちがいてね、ものすごい過剰警備っていうか、ひどい弾圧みたいなことをしていた。そこにやっぱり、「過剰な警備はおかしいぞ」ということで、タスキをかけていったんですね。タスキをかけていきました。「我々は国民の皆さんの投票で選んで頂いた国会議員だ。代弁者として、皆さんにも物を言うよ」ということで、タスキをかけて現場へ行ったんですね。

そしたらですね、びっくりしました。初当選してからこんなに頼られたことがあるのか、ぐらいでね。周りの人がみんな見て、「あ、国会議員の人がタスキをかけて、過剰警備はだめだって来てくれたんだ」つまり、それほどまでにですね、高圧的だったんですね。

で、僕らが国会議員として行っても、本当に彼ら機動隊の人たち、高圧的でした。もう、人の意見は聞かないっていうか。まぁ、全ての機動隊員がそうだとは思わないけども、来ている人たちに、「何しに来てるんだ」って。

みんな、平和のことを願い、やっぱりさっき申し上げたみたいに、「数があるから何でも勝手なことをやって良いわけないじゃないか!」って自分の声を出しに来てるのに、そういう人たちを無視してるというか、ないがしろにしてるって、とんでもなかったです。もう、それは太郎さんもよくご存知だと思いますが。

機動隊の車、たくさん停まってね、排気ガスをずっと出してるわけですよ。で、「すぐ動く必要なんかないのに、もう排気ガスをとめてくれ、やめてくれ、エンジンとめてくれ」と言ったって、彼らが言うには、「いや、責任者がいません」「じゃあ責任者、誰? 誰かいるだろう。だって、現場があるわけですから、連れてこい、呼んでこいよ」と言っても、そんなことはもう聞く耳もたない。

まぁ何が言いたいかというと、そういうのを感じて、「あぁ、あの時自分が感じたそれ以上のことが、高江でね、起こってる」って映像でみて。それで居ても立ってもというか、やっぱり沖縄の人たちの皆さんの声を大事にしなくちゃ、守らなければいけないってことで、行ってきたんですね、8月のはじめに。

【山本】
僕も高江に行った後にですね、私、参議院ですから、参議院議員会館から衆議院の議員会館に行って、近藤昭一先生の部屋を訪ねてですね、「助けてください、高江が大変なことになっています」っていう風に言ったらですね、「もう映像で見ている」と、ネットで。で、「今、もうすでに沖縄に行く日程を組んでいるところだ」という風に言われててですね。で、まぁ、「もちろん現場の所に行って抗議活動ということよりかは、もっと国会質疑で、それがいろいろ出せるような、防衛局であったりとか、防衛省であったりっていうところのところを今、議員団でつぶしていく、っていう作業をやっていくために、今、準備中だ」ということを言われて、「ありがとうございます!」みたいな。「助かりました!」助かりましたというよりも、もうすでに高江に対しての想いというのは野党側の議員の間で、といいますか、もちろん、もう近藤先生はそこに足を踏み入れて、いろいろ指揮をされていた。で、議員間同士で話をされているっていうことが確認できて、ほんとに。

よく街宣とかで、「もう、魂を売ったような議員だらけだ」って言ったら、もうみんながそうのように聞こえるんですけども、そうではないですよ。ちゃんと仕事をされてて、しっかりと皆さんのために汗をかいている方もいらっしゃる、ということを感じるんですけど。順番に名前挙げていくわけにいかないので、こういう機会に来て頂けるっていうのは、非常にありがたいと。

で、ほんとにこの愛知県でね、近藤先生を勝たして下さっている方々に、ほんとに感謝をしたい。絶対にこの1議席はなくさないで欲しいんですよ。ほんとに。で、ごめんなさい、選挙区って、ごめんなさい、何区とか、どこの地域だってこと。

【来場者】
愛知3区。

【山本】
あっ、ご存知の方! 愛知3区。

【近藤】
ありがとうございます。

【山本】
私の選挙区?

【来場者】
はい!

【三宅】
愛知3区。

【山本】
なるほど。

【近藤】
昭和区と天白区と緑区と。

【山本】
あ、3つの区にまたがっている所なんですね。なるほど。支持者の方がこの中にもいらっしゃる。ありがとうございます。皆さん手を振ってらっしゃいますよ。ありがとうございます。

まぁ、立憲フォーラムというものを立ち上げて、そこで代表をされているわけですよね。で、もちろんこの、安倍政権がやろうとしている改憲というものがヤバいということで、まぁ、そのようなフォーラムを立ち上げられたという経緯もあると思うんですけれども、実際にこの自民党の改憲草案っていうものを見てみた時に、自分の中で、まぁ、変な言い方ですけども、ベスト3。

【近藤】
ベスト3?

【山本】
「これはヤバいぜ、ベスト3」みたいな。時間の都合上、ひとつでも結構です。

【近藤】
まぁ、そりゃねえ、いっぱいあるんですけども。まぁ今日、昼間、太郎さんも街頭でね、栄の街頭で話されていましたけど、やっぱり一番、一番っていうか、まず13条じゃないですかね? 13条。憲法13条。13条っていうのは、さっきもちょっと。
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第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。(日本国憲法)

これなんですね。これ、『個人として尊重され』って、これが今の現行憲法なわけじゃないですか? 現行憲法。個人っていうことは、つまり、それぞれですよ。人それぞれ。もう、Aさんという人と、Bさんという人と、それぞれがそれぞれであっていい。

まぁ、例えば男性であるという、男性あるいは女性という場合もあるでしょう。あるいは障害があるという場合もあるでしょう。いずれにせよ、個人は個人なんだと。「自分のやりたいことをやっていいよ、言いたい事を言っていいよ」ということであって、それを保障しているのが憲法13条ですよね。

まぁ、改めて申し上げますと、昼間もちょっとお話しましたけど、憲法が自由を保障してるわけですよね。「自由ですよ、みんなの権利がありますよ」って、憲法が保障してる。

まぁ、ただ、それに法律が、ある種の制限を加えているわけじゃないですか。「これはやっちゃいけませんよ」って、まぁ、環境問題もあったね。「こんなに温暖化ガス出しちゃいけませんよ」って。まぁ、個人でもそうですよ。つまり、憲法が保障して、法律がある種、規制をするわけですね。

だから、まあ裁判も起こせる訳ですよ。「法律違反したじゃないか」と訴えられたときも、「いやいや、そんなことはない。憲法で自分の保障されてる権利を行使してるだけだ」と。まぁ、もちろん、それが正しいかどうか? ってのがあるから、裁判があるわけですけど。でも、いずれにせよ、憲法が保障してる。

で、ここに書いてあるみたいに、個人として、まぁ、「人それぞれでいいよ」ってことを保障してるわけですよ。ただ、ただ一点これに、『公共の福祉』書いてありますよね? 赤い字が書いてある。『公共の福祉』「これは、反しないでくださいね」ってことです。

で、じゃあ、この『公共の福祉』ってなんなのか? っていうと、「相手の権利を侵しちゃいけませんよ。個人として大事にされていて、それぞれが権利を持ってるんだから、相手の権利、相手の人権を侵してはなりませんよ。そうでない限りは、あなたは何をやってもいい。何をやってもいいというか、自由ですよ」っていうことです。

私も戦後生まれですけどね、やっぱり71年、わずか71年も前は、「もう戦争が嫌だ」こう言う事さえできなかった。そんな時代。その時代からの反省でこの憲法が作られて、特に13条は、「個人として尊重されます」と。

ところが、自民党の改憲草案。自民党の改憲、まぁ「改正」っていうと、なんか正しくやるみたいで、これも騙くらかしだという風に思うんですけども。
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第十三条
全て国民は、人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。(日本国憲法改正草案(現行憲法対照)自由民主党 平成24年4月27日(決定))

改憲草案の13条に、ここに書いてある『人』って書いてあるでしょ。『人として尊重される』まぁ、ある種、生物学的というかね。人間として、人としては尊重される。でも、「個人として尊重される」と書いてあるわけではない。

特にそのあと書いてある、『公益および公の秩序』これが曲者なわけですよね。公の益、利益ってなんだ? 公の秩序ってなんだ?

まぁ、これもある意味では、沖縄の高江なんかでも起こってることですよね。沖縄では、ある種の法律違反みたいなことが、がんがん起こってるわけですよ。がんがん起こってる。でも、なかなか沖縄っていうことで見えにくかったり、あるいは報道も十分されていないという中でありますけど。

今、まさしく高江、沖縄で行われていることが、この改憲草案みたいなことで。『公益』あるいは『秩序』つまり、「あなたたちこんな秩序を乱しちゃだめじゃないですか、道路の前出てきちゃだめじゃないですか、道路塞いじゃだめじゃないですか」というようなことを、今やってるわけですね。

で、この『公益』とか『公の秩序』は誰が決めるか? っていうと、政府。権力を持った人が決めるわけですよ。「あなた方が起こしていることは秩序を乱すことだ」と。だからこの、私はまずね、こういう13条の問題がまずは一番、大きな問題だなぁという風に思ってます。

【山本】
『公の秩序』という言葉から「座込み」「デモ」など、まぁこれはもう真っ当な声の上げ方ですよね、表現の自由ですよね。これさえも奪われてしまう、規制されてしまう、ということに繋がっていく。

【近藤】
それを、憲法に書き込んじゃう。

【山本】
それを、憲法に書き込む。

【近藤】
さっき申し上げたみたいに、憲法は自由を保障するものなのに、ここに書いてあるのはある意味、制限が書いてあるわけですよ。もちろん、今の現行憲法も、制限が書いてあるわけですよ。「公共の福祉に反しない限り」でも、その「公共の福祉」っていうのは、ひとりひとりの権利を守るための前提として書いてあるけど、これは権力者を守るために書いてあることで、ですから憲法に保障と制限が同時に書いてあるのが、自民党憲法改憲草案でね。

つまり、冒頭申し上げたみたいに、憲法は保障するものなのに、保障するものの中に制限が書いてある、っていう。自民党改憲草案ってのは、ある意味では憲法じゃないんですよね。

【三宅】
でも、これ僕も、今回表現としては、やっぱりある種、自民党による世界の立憲主義に対する挑戦ですよね、もはや。もう立憲主義の根幹を、日本の自民党から覆そうというですね、国際的な試みなんじゃないかと、そのぐらいの問い詰め方をしていい話ですよね、これはね。立憲主義の根幹が、もうひっくり返ってます。

【近藤】
ほんと、びっくりするようなことだと思いますよ。はい。なんか最近、どこだったかな? フランスの記者か何かがね、女性記者か何かが自民党の改憲草案を見て、「とんでもない」と。第二次大戦の頃の、まぁフランスはドイツナチスに協力したようなところが、一時協力しましたけど。そんなことで、「とんでもないことが日本で起こってる」っていうことを、まぁフランスの記者か何かが、びっくりして書いていましたよね。

【山本】
まぁ、非常に危ない状況にあるという中で、なんですかね、人々の代表、国民の代表として、特にこの愛知県の代表として、3区。特に愛知3区の代表として、国会、衆議院の中にいらっしゃるわけですけど。近藤先生、委員会、どんなものに所属されてるんですか?

【近藤】
僕はですね、実は「環境委員会」が長いですけども、ここ数年は「総務委員会」にいます。総務委員会ってのは、まぁ地方自治と情報通信ですよね。だから、有名なNHKの、なんとか会長っていう方がいらっしゃいましたけど。なんとか会長。

【山本】
モミーですね、モミー。

【近藤】
あぁ、なんかそういう名前です。あの会長がよく呼ばれてですね、出てくるところですね。でも面白いですよ。僕らは、野党、まぁ民進党とかかね、野党はね、籾井会長を呼んで国会に来てもらって、「ちゃんと報道してないじゃないか。公平に報道されてないじゃないか」っていうわけですよ。「事実を全部伝えてないじゃないか」と。

そうするとですね、違う政党の、自民党とかですね、大阪の方の政党の人がですね、違う質問をするんですよ。「NHK、なんであんな番組、あんなことを紹介するんだ」と。つまり例えばですね、こんな質問もありましたね。「韓国の番組を報道し過ぎだ」とかね。「いや、オンエアし過ぎだ」とかね。あるいは、「NHKに何人外国籍の人がいるんだ」とかね。そういう、我々と、我々ってことは野党とは違った角度でですね、「けしからん」って言って、籾井会長を責めているんですよ。

【山本】
「野党」と一口にいっても、その中には排外主義的な人たちもいるということですね。非常に恐ろしい状態ですけれども。

【近藤】
総務委員会にいます。

【山本】
総務委員会っていうのは、総理呼べたりするんですか?

【近藤】
いや、まぁ基本的にはですね、呼べますけど、実はそれぞれの委員会ってのは担当大臣がいますから、担当の大臣は呼べるんです。っていうか、来なくちゃいけないわけです。で、違う省庁の大臣、副大臣を、大臣もあんまり呼べないですね。副大臣でだいたい。

で、例えば、担当の違う省庁の大臣を呼んだり、あるいは総理大臣を呼ぶ場合には、与党、つまり自民党、公明党の与党の理事が、「わかった」と、こう言わないと呼べないわけですね。こちらから要求しても呼べない。向こうが、「うん」と言えば。つまり与党が、「うん」と言った時に呼べるってことです。

【山本】
政権側に不利になるような証人だったりとかということは呼べない、ってことなんですよね。

【近藤】
そうですね。

【山本】
非常に上手く出来てますね、ほんとにね。でもまぁ、ほんとはそこがOKになれば、総務委員会は呼べるっていう話を聞いたことがあったんで。でもまぁ、これ政権入れ替わらないことには、ずっと呼べないなぁっていう状況ですよね。でも、そのなかでコツコツとこう、いろんな言質を取っていきながら、という作業が続いていると思うんですけれども。

この総務委員会、まぁNHKに繋がってるってこれ結構大きいですよね。今、もう安倍政権の広報部門を担当しているようなNHKですから。そこに対して、警鐘を鳴らすといいますか、注意をし続けるっていう部分も大事だと思うんですけど。

立憲フォーラムとして、その代表として、 (憲法) 改正っていうのをどういう風に止めていこうか、っていうことを悩まれてる部分だと思うんですけれども。

【近藤】
それがすごく悩んでるところで。7月10日に参議院選挙が終わって、その後、神奈川新聞だったかな、高知新聞。ふたつの地方の新聞がですね、世論調査したんですよ。で、つまり、3分の2。選挙の時に、「3分の2」「3分の2」っていわれたじゃないですか? で、「じゃあ、3分の2の意味をご存知でしたか?」っていう世論調査をしたら、6割から7割の人がですね、調査に答えた人が、「3分の2の意味はわからなかった」って答えたんですね。「わからなかった」って答えたわけですよ。

そして、憲法改正というか、「憲法を変えることには賛成ですか?」って聞くと、割とですね、選挙前は反対の人が多かった。あるいは9条については今でも多い。ところが選挙終わってからはですね、でもじゃあ聞き方をちょっと変えると、「憲法について議論した方が良いですか?」って聞かれると、結構6割ぐらいの人が、「議論した方が良い」というわけです。

もちろんですね、私も議論をそのものを否定するわけではないけれども、さっき申し上げたみたいに、憲法は国民の皆さんが国会議員を縛ってるわけだから、じゃあ国民の皆さんがね、「ここを変えましょう」とか、「あそこを変えましょう」って言う声がないのに、国会議員から先に議論するっていうのは、これは危ういんじゃないかと。で、さっき申し上げたみたいに、3分の2の意味を、残念ながら全ての人が知ってるわけではなかった、ということ。こういうことを思うと。

そしてまた国会はですね、国会から議論を始めれば、いわゆる、「憲法を変えたい」と思ってる人たちが3分の2以上いて、やっぱり、「変えたい」ってところから始まるわけじゃないですか。それはやっぱり本末転倒だし。じゃあ、これも世論調査をした時にね、「憲法変えても良い」とか、「変えた方が良い」とか、「議論した方が良い」とか、まぁちょっと肯定的に変えることを捉えてる人に、「じゃあ、どこが変えた方がいいですか?」っていうと、それは明確ではないわけですよ。

【山本】
なるほど。

【近藤】
なんか変えるとね、変えると、まぁここにも「改正案」って書いてあって、正しく改める、「あぁなんか正しく改めるんだ」で、戦後70年、憲法出来てから長いこと変えてないのに、「変えてないのおかしいよな、なんかやっぱり改めなきゃ、改めるとなんか良くなるんじゃない」

僕が一番心配してるのは、「小泉郵政改革」ってあったでしょ。あの時、小泉さんは、「民営化をすれば日本の経済は良くなる。みんな良くなる」と言ったけど、その後良くならなかったし、あの法案はまた変えたわけですね。つまり、あまりにも漠然と、「なんか変えれば良いんじゃないか」っていう声が、多いんじゃないかと。

だから、ですから私が言いたいのは、今日もこうですけど、太郎さんもね、三宅洋平さんもね、自民党の改悪、改憲草案なんなのか? って紹介してくれてるじゃないですか。で、これを見た人はね、「あぁ、やっぱり危ないんだなぁ。自民党が考えてることは憲法じゃないんだ」と、こういう風に思われる方が多いんですね。ですから、私はやっぱりこういうような機会とか、自分でもいろんな機会を通じて、「自民党が考えてる改憲草案はなんなんだ?」と、「どこが問題なんだ?」ってことを、なるべく知ってもらおうと思ってますね。

Photo by 伊藤愛輔

Photo by 伊藤愛輔

【山本】
ありがとうございます。

【三宅】
ありがとうございます。ま、でも実際、僕もですね、今回、「憲法フェスやりまーす」なんつって大きな声出しちゃったもんで、慌ててですね、自民党の憲法改正草案を全部読み込んだりとか。なかなかしませんよね? 普段生きてて、「いや、憲法変えますよ」って言われても、だって何十年かけて仕込んできたものじゃないですか、あれは言ったら。何十年かけて仕込んできたものを、ある日突然、「はい、どうですか」って言われても、まず法文の読み方がわかっている人もほとんどいない中で、で、しかも権力の側から、「変えよう」っていうこと自体が、もう主語が逆ですよね。

僕らの中から、「憲法を変えよう」という声がどうにも上がってしょうがない、もう何千万人っていう人たちが、「ここの部分を変えましょうよ」って言ってるならともかく、いや、その、法律のテクニックの中で、いろんなことをこう、権力の側にある人たちが率先して変えていこうっていうのは、多分同じ改憲でも話が全然違ってきますよね。

【近藤】
全く、本末転倒。

【三宅】
転倒してる。うん。

【山本】
だから、「憲法変えたい」っていう声を、僕、黒いバスに乗った方々以外から、あんまり聞いたことがないんですけどね。あと「日本会議」って所ですか? よくわからないけど、そこらへんからしか聞いたことないから。どうして変えるんですか? って権力側が? っていうのが、本当に不思議でしょうがないんですけども。

【近藤】
ですから、そういうことで言うと、安倍晋三さんが総理に復帰してね、一体ほんと何がやりたいのかな? と、いつも思うんです。まぁ改憲をやりたいみたいだけども、「なんで改憲したいのか?」とか、「一体何を考えてるのかなぁ?」と、ずっと思うんですけど、まぁ私なりのひとつの結論で言うとね、やっぱり、おじいちゃんのことが出てくるんだと思うんですよ。

やっぱり、戦争に敗れた。おじいちゃんは軍人ではなかったですけど、いわゆる行政マンのトップだったわけじゃないですか。満州国も運営したし。いわゆる行政マンのトップだった。で、戦争に負けた。で、戦争に負けて、やっぱり当時、軍がどんどん主導していってあの戦争になった。だから、「これではだめなんだ」と言って、日本国憲法、今の憲法ができた。

もうその、戦争に敗れた、そしてこの憲法が出来た。やっぱりそこが悔しくてね、悔しくて、その負けたことと、負けたことによって出来た憲法がやっぱり憎いというか、嫌なんじゃないんですかね?

だから、負けた、日本国憲法が出来た、そうではなくて、この日本国憲法を否定して、違う憲法を作ろう。そのことによって、まぁ、ある種、おじいさんの負けたことに対する悔しさみたいなもの、悔しさというか怨念みたいなものを、取り払おうとしているのかなと感じました。

【山本】
70年間、ここまで馴染んだものを、すごい個人的なものといいますか、私物化はやめて頂きたいと思うんですけどね。ほんとに何とか、これを食い止めるだけでなく、目の前にある、例えばTPPの問題であったりとか、労働環境の破壊であったりとか、まぁテーマはたくさんありますけども、なんとか力を合わせてやっていこう、ということだと思うんですけども。

何卒ですね、この先にもおそらく衆議院の解散というのがやってくると思うんですけれども、必ず近藤昭一先生を勝たせてください。皆さん、よろしくお願いします。ありがとうございます。

【近藤】
ありがとうございます。

【山本】
今日は、お忙しい中ほんとにありがとうございました。

【三宅】
ありがとうございました。

【近藤】
ありがとうございました。

【三宅】
もうあの、今朝お声がけを急にさせて頂いてですね、フットワーク軽く昼も夜も来て頂いて、ほんとにありがとうございました。

【山本】
すごいですよね。だって、今日の朝、頼んだことを、「いやーなかなかフットワーク軽くて」って、すごくポジティブに捉えてますけども (笑)

【三宅】
「今朝、頼むなよ」って話なんですけども。

【山本】
今日の今日でお願いするか? っていうね。ほんとに。

【三宅】
そうなんです。お呼びしてほんとに良かったなぁと思います。なにせ、顔役が来てくれてるかどうかでもう、どこの世界でもローカルは大事ですからね。

【山本】
ほんとですね。

【三宅】
サーフィンの世界だけじゃないですからね。ローカル大事ですから。

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